あつ〜い夏からそろそろ食べ物の美味しい秋がやってきますね☆
皆さん、いかがお過ごしですか??いよいよあかぺらの季節がやってきますよ!!
お待たせいたしました!第28回公演の稽古場情報のコーナーでゴザイマス。
あかぺらの食いしん坊パンダがお届けいたしますよ☆
さて、ファイルTはあつ〜い稽古場を覗く前に・・・レッツスタディ!
作品についてちょっと触れてみませんか?
今回あかぺらがお届けするこの作品はロベール・トマ作のサスペンス。
ここ何年かはジタバタコメディやホームドラマを上演してきましたが、
サスペンスは1996年1月に上演した「八人の女〜Huit Femmes〜」以来
10年ぶりなのです!!
しかも!「罠」は「八人の女」の作者と同じなのですよ〜☆
フランスのブールヴァール劇(大衆的な娯楽劇)の劇作家ロベール・トマは
1963年にフェリシアン・マルソーの舞台劇を脚色・監督をした
「いっちょう頂き」という映画を発表しています。
翌年の1964年にはピエール・ガスパール・ユイと共同で
「大謀報作戦」というアクション映画の脚本も書いているのです。
戯曲では「一人二役」「シャンブル・マンダリン 駅前ホテルのお客」なども有名です。
「八人の女」は2002年にフランスの映画監督フランソワ・オゾンにより映画化され、
記憶に新しい方も多いかと思います。
あかぺらの女優陣も懐かしみながら何人かで待ち合わせしてこの映画を観に行ったとか。
2004年にはアトリエダンカンプロデュースによる豪華キャストで舞台化もされました。
今回あかぺら倶楽部が上演する「罠」も今までに青年座や五五の会など数多くのところで
上演されており、1999年にPARCO劇場で上演されたのも有名です。
実は『罠』はロベール・トマの代表傑作とも言われており、
かのヒッチコックが『罠』の映画化権を買ったことで、
彼は"フランスのヒッチコック"とも呼ばれたそうです。
それほどロベール・トマの作風はサスペンスフルで、
伏線が巧妙に張り巡らされたサスペンスミステリーのまさに王道なのであります!!
この作品はタイトル通りキーワードは「罠」
どんな罠が仕掛けられているかは観てからのお楽しみ☆
オススメは1回目はストーリーを楽しみ、
2回目はそんな張り巡らされた伏線を
あかぺら流にどう演じられているのかを楽しむという2度の観劇!!
きっと何度観ても舞台が楽しめると思いますよ☆
と言ってこれが劇団から仕掛けられた「罠」だったりして(笑)
ともあれ、テレビや小説では味わえない生のスリルは舞台だけ!!
このチャンスを逃してはもったいないですよ〜(>△<)/
☆さて、最後に前回のロベール・トマ作品「八人の女」に出演した今泉さんに
お話を聞いてみました☆
今回の『罠』は第8回公演『八人の女』と同じく、フランスのヒッチコックと呼ばれるロベール・トマの作品です。
『八人の女』はあかぺら倶楽部初のミステリー作品で、その上登場人物が全員女性ということで
お稽古がとても華やかで楽しかった思い出がありますね。
八人の女性の思惑やドロドロした裏の部分が交錯し、誰が真犯人なのか分からずに
誰もが怪しく見えてくるところは今回の『罠』にも通じる部分なのではないでしょうか。
あかぺら倶楽部のお芝居はほのぼのとした日常劇やハイスピードの洋モノ・コメディーのイメージが
強いようですが、今回は『八人の女』から10年ぶりにミステリー作品に挑戦です。
『八人の女』をご覧になって下さった方もご覧頂けなかった方も、あかぺら倶楽部には
こんな一面もあるんだなぁと感じて頂ければ嬉しく思います。
いかがでしたか??
簡単にではありますが、たまにはこんな風に作品や作者について
知ってみるのも楽しいと思いませんか??
次回はいよいよあつ〜い稽古場のあつ〜い空気をお届けしたいと思いますのでお楽しみに☆
次回もまた覗いて下さいね〜☆ウフフフフフ