アンダーキャストVer. 「あなたは小さな頃どんな子供でしたか??」 |
野村 ハナ役 ‥岡田 佐知恵 私の子供の頃は、すっごく大人しくて目立たない子だったと思います。 特に運動が得意な訳でもなく、かといって、勉強が良くできた訳でもなく‥。 可もなく不可もなく‥といった平凡な子供でした。 う〜ん、これではつまらないですねぇ(- -:) そうそう、実は私、子供の頃、ものすごく怖がりだったんです(笑) にもかかわらず、怖いもの見たさで、テレビで幽霊番組なんかがあると、かかさず見てたりしてましたね。 一人で見るのが怖いから、弟を無理やり横に座らせていましたが、今思うといつも泣きそうな顔でいやいや座っていたような気がします。 弟はそのせいかどうかは分かりませんが、今でもおばけ屋敷は嫌いらしいです。ごめんね。 そんな番組を見た日はひとりで寝られないですよねぇ。その頃は、弟が両親と同じ部屋で寝ていて、私は祖父母と寝ていたんですけど、どうしてもお母さんと寝たい!!といっては、無理やり弟を押しのけて両親と一緒の部屋で寝たりしてました。 もちろん私と弟はその頃寝相が悪かったらしく、朝起きると、父親が布団からはみだしてたりしてましたけど、何も言わないでいてくれました。 母親は、「ひとりで寝られないんだったら、そんな番組みるんじゃありません!!」と毎回怒りましたけどね。 それから、わたしは、注射が極端に嫌いでした。 好きな人もなかなかいないと思いますが、幼稚園の時、予防接種がありまして、絶対嫌だと思った私は、昼休みに園庭にあった遊具の中に隠れていました。 もちろん、園内では、先生が大騒ぎですよね。私も見つからないように必死で身を小さくして隠れていたんですけど、すぐ先生が飛んできて、怒られるかと思ったら、すごく優しい声で、 「さっちゃんは、注射やらなくてもいいんだよ。だから、お部屋に入ろうね。」 と言われたんです。子供ながらに小躍りしたくなるほどうれしかったですね。喜びいさんで出て行って、友達に「私、注射しなくていいんだ〜」と自慢して回ったんです。 今から考えると、浅はかですよねぇ‥。 先生が友達を並ばせてから、私に、これまた優しい声で、「みんなの注射が終わったら、みんなで遊ぶから、さっちゃんも一緒に行こうね。」と言われ、しっかり手を握られたんです。その時は、まったく疑いもしなかったんですけどね‥。 いざ、その部屋に着くと、先生が4人がかりで私を捕まえて、無理やりお医者さんの前に座らせ、看護士さんやお医者さんもあらかじめ打ち合わせでもしていたかのようなすばやいコンビプレーで、私は、誰よりも早く注射をされました‥。 あの時ばかりは、大人が信じられなくなりましたね(笑)。 ‥と、こんな感じの子供でした。う〜ん、懐かしい‥ |
野村 佐吉役 ‥佐野 孝行 小さい頃、池に落ちて死にそうになったことがあります。 近所の友達と親同士で、ちょっと遠出して映画を見に行った帰りのことだったと思うのですが、駅まで行くバスの待ち時間に近くの公園で遊んでいるときのことでした。 その公園には池があって、池の周りが池に向かって坂になっていたんですね。(今考えるとなんで池に落ちないような柵がなかったんだろうと思うのですが・・・)その坂を年上の友達と上ったり下りたりして遊んでいたのですが、年上の子は年上なだけに力加減ができたんですねー。 僕はスピードの加減が分からずに勢いで池に落ちてしまったんです。 僕の母親は僕を助けようと思っても、背中に弟をおんぶしていたので、屈んだ拍子に弟も落ちたら大変だと思ったようで、手を伸ばすこともできず、友達の親も気が動転して何もできなかったみたいで、結局、僕を池から引き上げてくれたのは通りすがりのおばさんだったそうです。 そのおばさんは僕を助けると母がお礼を言う間もなく、さっさと立ち去ったそうで、今ではどこの誰かもわかりません。 でもそのおばさんが僕を助けてくれなかったら、今の僕は存在していないかもしれないわけで、そう思うと運が良かったんだと思います。 もちろん溺れたショックで水恐怖症になりカナヅチになりました。 頭に水をかぶるのが嫌で、シャンプーするのも一苦労だったそうです。 その後小学生になってから無理してスイミング・スクールに通ってカナヅチを克服した話しもあるのですが、それはまた次の機会に。 |