野村　佐吉役 　　　　　‥押田浩幸 　幼少時代の話しは面白い話しも特に無いのでヨショウと思っていたのですがねぇ(笑)。 　まぁ幼少の頃はごく普通の子供で勉強もせず、テレビゲームやゲーセンなど当然なかったのですから、毎日のように近所の子供たちと外で遊びまわっていました。 　近所の要所要所に野山や川があり、海以外はどこにでも乗り物に乗らずに行けましたね。 　 　今思えばその環境の中で頭脳以外、心身ともにすくすく育ったんでしょうね。

野村　ハナ役 　　　　　‥菅原祥子 　自我が芽生えてからの自分の記憶って、地域の活動や部活、生徒会など積極的に参加していたなぁと思い出すけど、幼少の頃は、引っ込み思案だったみたい。 　母曰く、小学校に入る前、のびるや蓮華のはなを摘みにいくと『こわ〜い、こわ〜いっっっ！！』と、ちょうちょやてんとう虫から逃げ回っていたらしい。 　心配した母は、養蚕場から蚕を譲って頂き、自分で桑の葉を取りにいかせて飼育させたら、虫が大好きになったらしく、小１の家庭訪問のさい、祥子が夢中で蚕の話しをして、母と担任が交わした言葉は「いらっしゃいませ」と、「ありがとうごさいました」だったと‥。 　父曰く、姉妹が盆踊りにいってて、門限過ぎても戻ってこないから鍵をかけようとしたら、『鍵あけとくって約束したんだもん！』と、祥子に泣きながら阻止されて、子供の正義感にやれやれだったと‥。 　引っ込み思案を克服するため、親や先生が指導してくれて、ちょっとずつ、自ら手をあげるに切り替わっていったようです。